帯広から札幌までだけれども、ついに北海道を横断した。夕方まで帯広でミーティングをこなし、翌朝の札幌での打ち合わせに備えてJR北海道の特急列車「スーパーとかち」で西を目指すこと2時間半強。外に目を遣るとほんのたまに真っ暗闇を雪明りが照らすだけの景色が延々と続いた。車中は十分に暖房されているはずなのに、心が底冷えする気がしたのはなぜだろう。
そんな中で温もりを与えてくれたのは北の恵み。結局いつも食べてばっかりではないかという自らの心の声には耳を一切傾けず、帯広名物をいただいた。
帯広市西三条南12 エスタ帯広 西館
JR帯広駅構内
帯広で豚丼といえば「ぱんちょう」があまりにも有名だけれど、駅構内にあるこの店もかなりの高レベルだった。道東産のロース肉が1枚1枚炭火で焼き上げられた後に昭和初期から受け継がれるという秘伝のタレに漬けられ、ごはんの上に豪快に乗って登場する。厚手の肉は歯で少し噛むとぷちっと切れ、同時に肉汁の旨みが口中に広がる。甘辛い醤油味がご飯との相性も抜群。気付けば箸の動きが止まらなくなっていた。シンプルだけれど美味しい。B級グルメの優等生の1品だと思った。
ところで、最近北海道で愛用しているのが雪の滑り止め。スパイクがついたラバーバンドを靴の裏に装着する。これだけでも結構効果があって、へっぴり腰で歩く必要がなくなった。もうしばらくは重宝しそうだ。
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